諸般の事情にて Mac OSX の画面をXサーバとして使いたかったので少し調べてみました。
OSX 登場時には ジョブズがX11のアプリケーションを動かしていた記憶があるし、実際初期のOSXにはX11のインストールディスクが付属していたのですが、現在のバージョンでは 「X11 OSX」 で検索すると、
という感じで XQuartz プロジェクトを案内されます。なので、リンク先から dmg を取ってきて入れてみると、X 一式がインストールされました。指示されるとおり一旦OSXをログアウトして入り直し(環境変数の関係と思います)、X11を立ち上げると xterm が起動します。ちなみに、環境変数 DISPLAY には
/private/tmp/com.apple.launchd.V9ARYZ3asp/org.macosforge.xquartz:0
というのがセットされていました。この値は起動毎に変わるのでしょう。
で、ここからが Xサーバとして使う方法ですが、何の事はない、X11 が動く FreeBSD に向かって
% ssh -Y ホスト名
するだけ。
この xterm は既にリモートマシンで動いているものが表示されています。環境変数 DISPLAY の値は 「localhost:10.0」となっていますが、ssh でOSXの X11 まで届いているので、リモートマシンでウィンドウを開こうとすると OSX の画面が開きます。う〜ん、素晴らしい。まぁちょっと時間がかかりますけどね。今まで FreeBSD でXの画面を写そうと思ったら、サーバを物理的に隣の部屋に持ってきてからマウスとキーボードを接続して・・・という大仕事でしたから、これでホント簡単になりました。
ちなみに、今回やりたかったのは virtualbox のちょこっとした設定。CUIでも一通り出来るようになってますが、普段さわらない所とか、様子を見ながら調整するとかだとGUIの方がやりやすいです。ということで、FreeBSDの世話がさらに超簡単にできるようになりました。めでたしめでたし。