いろいろ事情がありまして、11gアクセスポイントを衝動買い(笑)です。接続性を考えるとBUFFALOが手堅い選択なのですが、WLA-G54は外部アンテナを取り付けられるものの、取り付けなければあんまり性能が良くない(WLA-L11よりはマシらしい)ので、いまいち気がすすみませんでした。
ということで、例によってお店で最終的に選択したのが Linksys の WRT-54G/Pという無線LANルータとPCカードのセット。会社の近くのパーツ屋さんにて約17,000円也。アンテナが二つついてますからいかにも飛びそうです(^^;)。ホントはアクセスポイントとPCカードのセットが¥15,000、アクセスポイントだけが¥13,000ぐらいで置いてあったのですが、将来的にルータ機能を使うかもしれないのと、PCカードセットを買っておけばぜんぜん接続できない時に不良品であることを立証することが簡単であるということで、これに決定。
でもってとりあえず置いてみたのが右図。置くところがないのでお絵描き用品置場に置いています。奥にはintelワイヤレスゲートウェイ、右にはAirStationがありますが、両方電源を切っているので干渉はないはずです。
そんなこんなで期待を膨らませつつ転送速度テスト。11bの時は500KB/sぐらいでしたので、『11M→54Mでどれくらいアップするかな~』と DTIのFTPサーバにて試した結果はナント600KB/s (笑)。ぉぃぉぃ、いくらなんでもそれは・・・と思ったものの、何回測ってもおんなじなんですね。おかしいなーと思いつつ有線で繋いで試してみるとこれも600KB/s。ボトルネックはインターネットでした(^^;)。ちなみに、上りは1MB/sぐらい出ていました。
気を取り直して自宅の FTP サーバに接続。今度は1600KB/s~2200KB/sぐらいでました。20Mbpsには届きませんが、まぁまぁいい線でしょう。ここまではPCWA-C800Sを使ったのですが、試しに付属のPCカードでも試してみると、今度は少し数値が上がって最高で2600KB/sぐらいでました。同一チップの方が数値がよいみたいですね。この測定はアクセスポイントのすぐ近くで行いましたが、家の中のいちばん遠く離れた場所でも1200KB/sぐらい出ていました。10Base-T程度は期待できるようですね。
お次は接続性の試験。アクセスポイント(付ルータ)は戸建て2階の端っこの部屋に置いているのですが、2階から順番にとことこ歩きながらPCWA-C800Sに付属のユーティリティーで電波状態を測定したのが下図。シアンの線は受信感度で左の目盛り、赤と緑の線は接続レートで右の目盛りを使います。
SONYのアンテナはちっちゃいのでちょっと能力が落ちるかな~と思っていたのですが、2階では常に54Mを保っていました。絶対に接続断になると思われた(3)の状態でも接続は切れずにWWWブラウズもちゃんとできました。手でアンテナを塞いだ時で11bと同じぐらいのレート、そうでないときは54Mかそれに近いレートを維持していたのはなかなか優秀です。おうちにある無線LAN機器としては VAIO-U、PCWA-C150S、psc 2550、メルコのイーサネットコンバータ、WLI-PCM-L11GP、で試してみましたが、いずれも今のところ問題はみられません。珍しく当たりくじを引いたようですね(笑)。
ということで、特に混乱もなく11g入替え計画は完了しました。今回Linksysを選んだ事で、永きにわたったメルコの呪縛からも解き放たれました。インターネットをうろうろする分にはちっとも速くなってないのですが(汗)、samba接続とかおうちWWWサーバのアクセスなんかは多少軽くなることでしょう。
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