CEREBの奏でる騒音のうち一番うるさいのがHDDなのは先に書いたとおりですが、静かなのに置き換えようにも、PC-9821では最近の大容量のハードディスクは動きません。このCEREBには3GBのドライブが入っていますので4.3GBまでは大丈夫のはずですが、その上となると機種によって使える場合と使えない場合があるようです。
ということで、買ってきて使えないとあれですので、手持ちの材料で調べてみました。因みに、はじめに入っていたHDDはIBM DAQA-33240(3.2GB)でした。
メーカー・品番 | 容量 | 試験結果 | 備考 |
---|---|---|---|
WESTERN DIGITAL Caviar 31200 | 1.2GB | 使えた | 対照実験 |
IBM DHEA-36481 | 6.4GB | 動かず | メモリーチェック後先に進まず |
IBM DJNA-351520 | 15.2GB | 動かず | 〃 |
すべてAT互換機上で一度フォーマットしてあるディスクで条件は同じです。この結果より、残念ながら私のCEREBには4.3GBの壁があるようです。う~ん、残念。
次に『容量の壁があるのなら、ハードディスクを小さくしてはどうか? 』と思ってこちらも実験してみました。いけにえは上記で一番大きい容量のDJNA-351520です。IBM Feature Toolというのを使いました。
メーカー・品番 | 本来の容量 | 設定容量 | 試験結果 | 備考 |
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IBM DJNA-351520 | 15.2GB | 4.3GB | 動いた |
なんか拍子抜けしましたが、これで動きました。IBMのハードディスクが余ってたのはほんと幸いでした(使用中のハードディスクで試験なんて出来ませんから^^;) 念のためにdiskinit->fdisk->format->sysにてHDDからDOSが起動できるところまで確認したので、多分Windows95も入るでしょう。
そんなわけで、最近のやつも使えるみたいなので選択範囲はずいぶん広がりました。最近のIBMのやつはシーク音を無音に設定できますが、今メインのマシンで使っている7200回転のやつは回転音もかなり静かですんで、5400回転とかがあればほとんど音がしないのかもしれませんねぇ。