PC Watchによると、『米IBM、PC事業をLenovoに売却』なのだそうです。ガセネタであってほしいという皆の期待を裏切っての発表ですね。しばらくは IBM ブランドは残るかもしれないということですが、長い目で見れば消滅することでしょう。
個人的には ThinkPad が王様である理由はメインフレームの幻影が見えることにあると思っています。天下のIBMさまの一台数千万円かそれ以上の機械と同じテクノロジーと保守体制が手元のノートパソコンの後ろに控えているってなんだかわくわくしますよね(?)。黒くてダサイ、堅くて重いノートパソコンも『質量以外の重さ』があらゆる面に見て取れるわけで、普通ならマイナスイメージになりかねない特徴も IBM の ThinkPad ならば強烈な個性になります。T42pの価格なんて40万円以上するという時代錯誤も良いところなのですが、こんな価格でも喜んで買う人が世の中にはいらっしゃいます。
IBMのThinkPadから中国のPCメーカーのThinkPadに変わったとき、一般の ThinkPad ユーザはどういう反応を示すのかとても興味深いです。私のような人は幻影に支配されているので IBM を冠しなくなった瞬間から ThinkPad は候補から外れるわけですが、賢明な人は幻影に惑わされず品質をもって評価できるはずです。世の中の ThinkPad 信者は本当に ThinkPad の品質に惚れているのか、あるいは幻影に惚れているのか・・・。今後の ThinkPad の売れ行きからは目が離せませんね(^^;)。
# こんなこと書くとまたまたノートパソコンが壊れるかもしれない(笑)