メイン機のThinkPad T23はジュークボックスも兼ねていたので、MacBookProに代わってからはしばらく音楽はCDで聴いていました。まぁ曲を聴く事に関してはCDでも何でもよいのですが、違うアルバムに入れ替えるのがどうにも面倒です。てゆーか、CDって案外場所をとるのであんまり聴かないのは棚の上に乗ってたりするわけで、どうにも使い勝手がよろしくありません。てなわけで、MacBookProもジュークボックスにしてしまう必要があります。
幸いAppleのマシンにはiTunesというiPodへの転送ソフトウェアがプリインストールされており(←Windowsでもあるみたいだけれど使ったことがない^^)、これには再生機能もあるようなのです。ということで、さっそく手持ちのCDを入れてみました。
デフォルトではCDを差し込んだ後取り込みボタンを押すとキャプチャをはじめるのですが、設定を変更すると「CDを差し込んだら即高速キャプチャ+エンコード。終了するとCDがぷしゅっと出てくる」という取り込みには望ましい動作になります。でもって曲のタイトルも勝手に付きます。手持ちのCDの中ではタイトルが出なかったCDは一枚だけでした。これは優秀。取り込みがとっても速いので数日で一通りのキャプチャを終えてiTunesのインフォメーションを見てみると
1275曲、4日、5.28GBだそうです(笑)。
さて、肝心の再生機能なのですが、お目当てである全曲からのランダム再生ボタンに加えて「パーティーシャッフル」という一時的に作成されるプレイリストに基づいた再生もできます。曲ごとにお気に入り度を保存出来て、これに基づいて再生頻度を高くすることもできるようで、なかなかよろしいのです。さらに自作ランダム再生プログラムではランダム再生しかできませんでしたが、iTunesでは当然のごとく任意のアルバムやアーティストを選択して再生することができます。曲間をクロスフェードでつなげる機能もあったりして、再生環境は以前よりよくなりました。
上の図はプレイリストも表示される大きなウィンドウですが、'+'ボタンを押すとここまでちいさくなります。
PCの前にいる場合は文字が読めればよい訳で、このモードを中心に使うのがよいでしょう。
さて、Windowsでのジュークボックスでは光デジタル出力するためにD2LinkというUSB-光アダプタを使っていました。試しにこれをMacBookProに差し込んでみたところ一応使えたのですが、
これを使うことで、簡単に安定した光デジタル出力ができるようになりました。スタンバイ絡みで挙動が怪しくなることもありませんし、差し込めばデジタル出力・抜けばスピーカ出力という理想の動作です。
差し込んだとき | 抜いたとき |
ちなみに、面白いことに環境設定窓を表示させながら抜き差しするとリアルタイムで表示が変わります。これは面白い。でもって差し込むとボリュームコントロールは無効化されます。外部アンプを使う場合には望ましい動作です。
そんなわけですばらしい再生環境を得たわけですが、じつはまだありました。
MacBookProの箱の中にはこんなものが入っています。アホな私は一瞬
と思ったのですが、これはiPodではなくてただの赤外線リモコンです(笑)。うぬー、こんなんいらんのに~~と最近まで思っていたのですが、試しに取り出してボタンを押してみると・・・
なんと、タイトルがおっきく表示されるんですねー。これはいいです。離れたところから曲を確認でき、シャッフル再生も選曲もできて、リモコンも付いてる。理想のジュークボックスソフトウェアですよ。仕掛け自体はFront Rowというソフトウェアらしいのですが、これの良いところはリモコン制御の再生ソフトではなく、リモコンでiTunes自体を制御出来ていること。iTunesで再生しながらリモコンで操作したり、逆にリモコンから再生したあとiTunesの窓を出して操作を引き継いだりできます。そして極めつけは
のです。もちろんスタンバイからの復帰もリモコンでできますよ。しかも赤外線リモコンなのでアンプに付いてた学習リモコンで操作できます。あわわわ、労せずこんな環境が出来上がってしまうとは。ぜんぜん予定していなかっただけに嬉しい誤算でした。