先日買った長いレンズはVR II(手ぶれ防止)が付いています。シャッターを半押しするとこの装置が作動して、それまでふらふら揺れていたファインダーの像がピタっと止まるんですよね。なんとも感動的な瞬間です。
てことで、これは300mm SS:1/3 f5.6で撮ったサンプル
いやはや、300mmの1/3秒を手持ちで撮れるなんてホントすごいですね。さすがに毎回成功するわけじゃないのですが、奇跡的・・・というほど成功率が低い訳ではありません。
でもってこれが三脚を使って撮った絵。ン? あれれ? 手持ちの方が綺麗なんですけど(笑)。VRは三脚を使ったときはOFFにするのが原則なのでOFFにしてみましたが、たいして変化がありません。AFが狂ってるのかな? と思ってマニュアルフォーカスにしてもやっぱりダメ。三脚の時はセルフタイマーを使うことが多いですが、リモコンを使って撮影してもやっぱりブレてます。
ということで本日の教訓。
VRは三脚よりも強力である
てことで終るとアホかと思われるので検証結果を。ここまでの写真はすべてカメラを縦位置で構えて撮影しています。VR ON で手持ちの場合には、カメラの方向はどっちでも手ぶれ防止は有効に作用するようです。また、VR の仕様により「手ぶれ」は防止しますが「三脚ぶれ」には無力ですので、三脚にセットしている時は揺れがそのまま像に写ります。
ところで、縦位置で三脚にセットするということは左の図のような形になるのですが、タイマーを使おうがリモコンを使おうが、撮影の瞬間はカメラの中のミラーが跳ね上げられるのでカメラが多少揺れるんですね。うちの三脚は安物ですしカーペットの上に置いてることもあり、跳ね上げによる横方向の揺れが(もしかしたら増幅されて)写ってしまったということのようです。
ちなみに、カメラを縦向きにしているので跳ね上げによって横方向に揺れるのですが、普通の向きであれば跳ね上げは上下の動きに変わります。
で、撮った写真がこれ。
いやはや、手持ちVRよりも綺麗ですね(^_^)。レンズが超重いので左右の揺れには弱くても上下なら大丈夫みたいです。
ということで本日の教訓 改訂版
安物の三脚ではカメラは普通の向きにしよう