前にエピファニア書いたので、ついでだからこれも。
アニメでのアリスちゃん伏し目の理由はピクニックがキャンセルになるという事件。そこらへんはアリスちゃんらしくて良いのですが、作品全部を通してみるとピクニック前夜のアリスちゃんが可愛すぎてらしくない(笑)んです。
常にどこか冷めてるのがデフォなアリスちゃんがなんでそんなに浮かれてるのか? 初めて見たときは単にまぁ社長とお話しているからだと思っていたのですが、そうじゃなくって純粋にアテナさんとのピクニックがすごく楽しみなんですね。アテナさんとは毎日顔をあわせているとはいっても二人とも口数が多いほうじゃないし、朝早くに出かけたっきり帰ってくるのは日が暮れてから。アリアカンパニーみたいなとこはプリマがゴンドラ協会の会合が無いときはヒマそうにしてますが、アテナさんはいつも大忙しです。二人でピクニックに行くなんて初めてなのかもしれません。
当初はそうでもなかったようですが、アリスちゃんは一緒に暮らすうちにアテナさんが自分を大切にしてくれていることに気づき、次第に好きになっていきます。で、大好きな先輩と初めてのピクニック、そりゃ浮かれもしますわな。その後の落胆ぶりも理解できます。アテナさんもそのへんの事がよくわかっていただけにアリスちゃんの後姿が遠く感じちゃったのかもしれませんね。奥の深いお話です。
それはそうと、『バナナの皮で滑って記憶喪失』なんてベタな展開を持ってきた原作者の勇気と、ベタっぷりをさらに発展させておもいっきりシリアスにコケる描写を入れてきたアニメスタッフの演出力には敬意を表せずにはいられません。そしてアリスちゃんがとにかく動く、走る!! しゃべってないシーンでも微妙な表情まで見事に書かれている。ホントこのお話はアリスちゃんマニア必見です。