少し前のことになるのですが、intel PRO/1000 XT サーバーアダプタというのを買いました。サーバーアダプタだけどそんなに高くなくて¥4,970也。
買った理由はネットワークストレージで遊びたいから・・・というのもあるけど今回はそうじゃなくて、FreeBSDのネットワークバックアップに使ってたDELL GX260がデカくてじゃまなので省スペース型のPCに置き換えたのだけれど、そのPCのLANは100Mbps止まりで残念だったので買ってみた次第です。PCの性能はPentium4 - 2.66MHzなので100Mビットとギガビットの差はそう大きくないのですけどね(^_^)。せっかくギガビットのHUBの口が余ってるのだから差し込んでみようよ、ということです。
ところでこのPCI、カードエッジがやたらめったら長いです。調べてみると、このPCIカードは32bitの他に 64bit、加えて33MHz以外に PCI-X の133MHzでも使えるのだそうです。64bit-133Mhzの時には最大転送速度は1066Mバイト/秒になるのだそうな。これだけあればギガビットイーサなど楽々ですね。
ただ、あたりまえなのですが、うちの省スペース機には64ビットなPCIの性能を引きだすようにはなっておらず、端子が余ります(^_^)。PCIというのは64bit対応カードを32bitスロットに差し込んでも問題ないように設計されているらしいので、なんかもったいない気もしますが32bit-33MHzなNICとして使用することにします。この場合バスの帯域は133MB/秒です。ぎりぎりかもです(^_^)。
ところで、このイーサネットカードを使ってバックアップ用FreeBSDに仕立てるのはずいぶん苦労しました。というのもWOLで起動しないのです。インテルのサーバアダプタは(デスクトップでもOKなのかな?)DOSで動くユーティリティを使えばWOLを有効にできます。このアダプタの場合は IBAUTIL.EXE というのを使えばWOLを有効にできます。確かにDOSユーティリティを使ったあとシャットダウンすれば次回 WOL で起動できます。が、そうして起動した FreeBSD を halt -p でシャットダウンした後は同じようにマジックパケットを送っても起きてくれません。これでは使えません。
苦肉の策として、オンボードのLANはWOLが使えるので「オンボードとPCIのNIC両方を同じHUBに差して起動時にはオンボードのMACアドレスにマジックパケットを投げる」という方法にしてみました。FreeBSDが起動した後は ifconfig で PCIのNICだけIPアドレスを割り当ててるので実使用では問題ないのですが、こんなヘンテコな接続方法をしたのは初めてです(^_^)。