少し前の話になりますが、物書堂からかな漢字変換プログラムの「かわせみ」がリリースされました。
Macの日本語入力においては egbridge は定評があり、私も購入したのですが、ユーザ絶対数の少なさか、はたまた標準のことえりの高性能化のせいなのか、販売を終了して現在に至っておりました。過去に製品を買っていればSnowLeopardでも一応動作するのですが、細かい不具合があっても今後修正される望みはありません。かわせみは中身は egbridge とだいたい同じなのですが、SnowLeopard対応をうたっていますし価格も1ライセンス¥1,995と非常に安価ですので、「ことえり」に不満がある人には文句なしにお勧めできます。
実はかわせみを導入前、egbridgeには2つ不満点がありました。
これがかわせみだと解決してくれたらいいなーと思って体験版をダウンロードしたのですが、残念ながらこれらの問題について変化は見られませんでした。ただ、不具合があれば今後改善するという趣旨の記述が見られたので ダメモトで問い合わせ窓口にこれらの内容を投げてみました。
すると・・・
夜の7時の質問の返事がその日の9時ごろにありました(笑)
いやはや、びっくりです。でもって頂いたお返事は下記の通り。
お問い合わせありがとうございます。 弊社製品でご迷惑をおかけして申し訳ありません。 (1)について アイコンの表示やインプットメソッドの切り替えはシステムの管轄ですので、 申し訳ありませんが、かわせみでは対処はできません。ご了承ください。 (2)について Shift + Spaceは標準で「未入力時逆スペース入力」が割り当てられています。 仕様通りの動作ということになります。 キー割り当て編集ツールでキーの割り当てを変更することで、 希望の動作を設定することができます。 以下の手順をご参照ください。 1.入力メニューから「キー割り当て編集ツール」を起動 2.カテゴリ「その他」の「未入力時逆スペース入力」にある 「[sft] + [space]」を選んで「削除」をクリック 3.カテゴリ「その他」の「未入力時スペース入力」を選んで「追加」をクリック 4.[sft] + [space]を入力して「追加」をクリック 5.ファイルを保存して、ウインドウを閉じる 6.入力メニューから「環境設定ツール」を起動 7.「操作」のタブの「キー割り当て:」で上記で保存したキー割り当てファイルを選択する 貴重なご報告ありがとうございました。 今後とも物書堂をよろしくお願いいたします。
一つ目は仕方がないということでしたが、二つ目はそういうキーバインドになっているからということで、変更の仕方を教えてもらえました。この段階ではお試し版を使ってただけでして、egbridgeと変わんないなら買うのやめようかな〜と思っていたのですが・・・。あまりの素早い対応だったので、こちらも素早く決済手続きしちゃいました(笑)。二つ目の設定をすると今度はかな入力モードでSHIFT+SPCを押しても全角スペースが入力できないので、一部の全角スペースを要求するへぼWWWフォームとか銀行振込名義記入時とかに困るのですが、半角スペースを再変換したり文字パレットで呼び出したりできるのでそう不便は無さそうです。
その後ずーっとかわせみを使用しているのですが、egbridgeと比べて特に悪いところは見つかりませんし、ことえりに比べればかゆいところに手が届くしSnowLeopardで打ち切られた「らき☆すた」も入力できますし、価格も安いしで良いことずくめです。ことえりをがまんしながら使ってる人やATOKが手になじまない人はさくっと買っちゃえば幸せになれるとおもいます。