会社でADSLが使えるようになったのは良いのですが、私のいる場所(大阪)のPostgreSQLや内部向けのWWWサーバを支店(東京)からつつきまわせればいいのにな~と思っていたら、VTUNというピッタリのやつがあるんですねぇ。ユーザpppと同じくトンネルデバイスを使って、ここを経由したデータは暗号化されるので途中で変なところ(インターネット)を通っても安全と見なすという考え方のようです。
でもって、これを使うには大きな障害があります。というのが、通信する相手(東京)のインターネット接続はISDNダイアルアップルータ(ローカルルータ・HUB機能付)なんです。てことで、『FreeBSDが動く機械』『NIC』『HUB』『ターミナルアダプタ』を新調するか既存のもので代用する必要があります。最終的に何も変わったように見えない事を実現するにしては費用(と人手)がかかりすぎるのがネックです。
ところでこれって、トンネルデバイス越しに各々のprivate address間で通信ができるということだと思うのですが、となると、両方ともNAT下なマシンでも Net Meeting とかでおしゃべりできるんでしょうかねぇ。なんか面白いかも。
面白いかも~じゃあれなので、とりあえず自宅~会社間で試してみました。
で、どの程度スループットが落ちるのかもHTTPで簡単に見てみました
方向 | 直接 | VTUN経由 | 倍率 |
---|---|---|---|
自宅(Bフレ) --> 会社(フレADSL) | 3141 kbps | 1316 kbps | 41.9 % |
自宅( 〃 ) <-- 会社( 〃 ) | 687 kbps | 636 kbps | 92.5 % |
自宅-->会社の落ち込みが激しいですなぁ。やはりPentiumのご老体には暗号符号化は重労働ですかの~。まぁ相手はISDNですしdefault routeをVTUNに向けるわけでもないので何とかなるかな、といったところです。
# 会社のプリンタに自宅から印刷できたりするのが面白い(^^;)