例によって散財。今さら感漂うもったいなさでいっぱいですが、Windows機用のキーボード Microsoft Arc keyboard ¥5,082也。
世の中に省スペースキーボードを名乗るブツは数多くあるのですが、私の条件に当てはまるものがさっぱりありません。過去にWindows機でお絵書きしていた時はテンキーが付いている事が必須条件だったのですが、今はMacに移行していますから、逆にテンキーは無いほうが省スペースになって有り難かったりします。私がキーボードに求めるものは以下のような感じ。
Windows用によくあるコンパクトキーボードは、どういう考えなのかよくわかりませんが、(4)をクリアしているモノがほとんどないのです。私はかな入力派なので、普通のデスクトップ用途で右手小指あたりを変則配列にしてくれると文字が入力できません。Apple Keyboardのすばらしいところは超コンパクトでありながらキー配列が標準キーボードと同一なので慣れるまでもなく使い始められることです。
で、ようやく出てきたのがマイクロソフト製のこのキーボード。中央部が盛り上がっているという超変則形状ではありますが、文字入力に使うキー配置は普通だったりします。ミニキーボードでは右SHIFTキーが小さくなりがちなのですが、これも普通。あえて違いを述べると右コントロールキーが無いのですが、私はこのキーは使う習慣がないので特に問題ありません。理想的・・・ではないにしろ、私の理想に一番近いキーボードだと思います。
さて、キータッチについてはぜんぜん期待していなかったのですが、これがなかなか良い感じです。Apple Keyboardは割と「カシャカシャ」なのですが、Microsoft Keyboardは「コクコク」という感じ。超へんてこ形状の割にはブラインドタッチも普通にできますし、ストロークの深さも強さも丁度よいです。マイクロソフトマウスしかり、この会社はやっぱりソフトウェアよりもハードウェアの方が良いものを販売する傾向がありますなー。
ただ、こいつは私の理想形には極めて近いのですが、万人にはオススメできません。というのも
というところが使い方によっては大きな問題になりそうなので。前者 については、キーが小さいのでカーソルを人さし指と薬指で左右に動かそうとすると手が置けません。どの指でも良いのですが、指一本でカーソルを動かさないといけません。そしてもっと致命的なのがF7〜F12を普通に押せない点。日本語入力ではF6〜F9あたりを押しまくりますからね。私の使い方ではWindowsのキーボードはGMailのパスワードを入力する時ぐらいしか使いませんから問題ないのですが、日本語を(デフォルトキーバインドで)バリバリ入力しようという場合は選ばない方が良いと思います。
てことで、ちっちゃいキーボードが好きでファンクションキーとカーソルキーはあんまり使わないという硬派な人には良いかもです。