「キットレンズをずっと使い続けよう」とのたまった手前、こういう散財はまことにお恥ずかしい限りですが、α55用に別の標準レンズを買いました(笑)。色々検討した結果、今回はタムロンA16に。じつはこのレンズ、ニコンでも同じものを持ってますが、最近まであまり良いとは思ってませんでした。確かにオールマイティとは言い難いのですが、使いどころを間違わなければ良い写りをしてくれるので、価格が手ごろなこともあってα用にもお買い上げです。プロテクタとかレンズお掃除キットとかカメラバッグとかレンズポーチとかのおまけてんこ盛りで¥31,800也。
ということで、撮影サンプルをいくつか。タムロンのレンズの特徴はニコンと比べて色が濃いところかな〜と思います。なのでお試し撮影は植物園で。別にどうってことない写真ばっかりなのですが、実はこれらの写真はニコンのカメラでは非常に撮りにくいのです。まず一つ目は花の高さが腰の高さより低いところにありまして、こういう角度で狙うのはとてもキビしいのです。2枚目もカメラの位置は足下なんですが、α55ならバリアングルモニタを使ってライブビューで構えられます。うろうろ歩きながら撮る分には背面液晶なんかぜんぜん使わないのですが、カメラを顔から放して撮影しなければならない局面ではかなり便利だと思います。
で、右端はボディ内手ブレ補正ならではの芸当。最近A16にレンズ内手ブレ補正が付いたモデルも出てきたらしいのですが、VC付いてると重くて大きいですからね。α用には価格の安いこのモデルが一番合ってると思います。
ちなみに、ニコン用のA16NIIというモデルはAF用モーターがレンズに内蔵されていました。D40やD3000で使えるというメリットはあったのですが、その代償としてAFが遅い、時間がかかる という欠点がありました。文字で書くと「じーーーー、じじ、 じ じ じ、ピピッ」という感じ。α用ではレンズ内にはモーターが入ってなくてボディ側のモーターを使うわけですが、この場合は「ジャー、ピピッ」または「ジャーーー、じ、ピピッ」という感じで、AFの時間もピントリングが回転する速度もまるで違います。ニコン用A16も旧機種はAFモーターが付いてなかったのですが、もしかしたら旧機種を買ってたらニコン用の評価もちょっと違ってたかもしれませんね。
余談ですが、望遠レンズも持っていったので途中から付け替えてみました。
お花を撮るのは近づいて・・・と思ってたのですが、離れてでも撮れるものですな。