評判の良いα77の標準ズームキット・・・がモノが無い関係で買えなかったので、同じくモノが無いために発売日が伸びていた DT 16-50mm F2.8 SSM (SAL1650) をお買い上げ。ソニーストアにて ¥57,170也。意外と知られていませんが、ソニーストアで買い物をしたことがあると割引クーポンがもらえるので、発売日にソニー製品を買う必要がある場合には、kakaku.comとかよりもメーカー直販が一番安かったりします。3ヶ月ぐらいたてば余裕で逆転しますけど(^_^)。
そんなこんなでα77に取り付けてみたのが右図。いやはや、デカいですね。重いですね。こんなの持ち歩きたくないヨ・・・と店で初めて触ったときには感じたわけですが、最近α77をメインに使うようになったので、重さは割とどうでも良くなりました(^_^)。それよか使い勝手がすこぶるよろしいです。SONY製のレンズラインナップは超音波モーター内蔵が極めて稀です。このレンズと70300G、それ以外となると10万円超のレンズで数種類あるだけ。ニコンでは超古いレンズ以外みんなAF-Sに切り替わっているのと大違い。日頃ギコギコうるさいレンズばっかり使ってますが、やっぱり静なのはお上品で良いです。そしてAFが速い。α55やα77の内蔵モータはAFがなかなか速くてジャー・ジャーと快速フォーカスを決めてくれるのですが、SAL1650+α77でのAFはまさに一瞬。シャカピピって感じ。すこしデカくて重いのがアレですが、純正の2.8通しとしてはすごく安いほうですし、α77はレンズキットを買うのがお買い得だと思います。モノがあれば(T^T)
さて、使った感じは良好でしたが、写りが悪ければ何の意味もありません。ということで、手元にあるほぼ同等スペックの Tamron SP AF 17-50mm F2.8 及び 単焦点レンズの DT 35mm F1.8 SAM を使って撮り比べをしてみました。
SONY 16-50 | TAMRON 17-50 | 35mm単焦点 | |
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全体 | |||
中央部 | |||
周辺 |
雲の間から時折日が差すというタイミングが難しい天気でしたが、たまたま3枚ともおなじような調子の日差しだったようで、オートで撮りましたが絞り値も同じですので十分比較に使えると思います。中央付近の等倍表示では3つとも同じような感じ。シャッフルしてしまえばレンズを言い当てるのは多分不可能です。しかし、周辺部になってくるとかなり違いが顕著になってきます。いちばん綺麗なのは色収差補正の効くSONY 16-50。次にタムロンで、いちばんみっともないのは35mm単焦点(笑)。まぁ周辺の色収差がこの程度ですので等倍表示しなければわからないレベルではあるのですが、補正可能であればされてるに越したことはないです。少なくとも16-50をつけてる時に35mm単焦点に付け替えて撮影する必要は無さそうです。いやはや、ずっとD90を使ってきたので倍率色収差補正されてるのがあたりまえと思っていましたが、ホントありがたい機能だったんですね。
あと適当に撮った写真をいくつか。
タムロンの17-50はAmazon価格で2万4千円くらい。価格で選べば当然タムロンですので、ソニーのアドバンテージは (1)SSM (2)α77で補正が効く (3)AF後のMFができる ということになるでしょう。ここに2倍以上の価格差の価値を見いだせるかというところになりますが、個人的には十分その価値はあると思います。撮れる絵にそんなに違いは無いのですが、撮影がすごく楽になるのです。α55やα77はオートではAFエリアの選択ができないので必然的にMFを併用せねばなりませんが、16-50ならばMFに切り替えること無く撮影できます。切り替えたい場合にも背面のボタンだけで簡単に切り替えられます。ちょっと重いのが玉にキズですが、16mm〜50mmの範囲ではレンズ交換不要だし撮る操作がとにかく簡単だし、このレンズはホントに買ってよかったですよ。