最近 Mac miniが重いのです。先日新型MacBookProが発表された時に 新しい Mac mini か iMac が発表されていればうっかりポチってたかも、というくらい重いのです。重いといってもさほどCPUパワーが要求されることをしているのではなく、HDDが遅いんですね。写真の一覧はiPhotoといえども数が多くなるとずいぶん負荷が高いらしく、最近では起動と終了にさえ時間がかかるようになっていました。
ということで、Mac miniの500GB HDDを価格がずいぶん安くなったSSDにリプレースしてみることにしました。Amazonでてきとーに検索したら出てきたSSD、 Crucial M4 SSDシリーズ 512GB CT512M4SSD2 ¥34,483也。前に買ったintelの80GB SSDは80GBで2万円を大きく超えてましたから、容量あたりの単価はずいぶん安くなったものです。
ということで、Mac miniを分解。分解と組立に結構手間取ったので写真は初めの一枚だけしかありません。
てことで、一瞬で交換終了。いや、実際にはすんごく苦労したのだけれど(笑)。まず底面のカバーは回転させて外すのだけれど、これが取れない。力を入れても取れない。抜いても取れない。上の状態にするまで5分ぐらいかかりました(^_^)。コツは押さえないように回す。というのがわかってても外れにくいと思いますけど。購入後長いこと経ってるから余計に外れにくくなってるのかもしれませんね。でもってネジを外しながら各パーツを外していきます。接続端子の外し方がよくわからないので、結局コードがぶらぶらした状態でのHDD交換になりました。HDDを外すのも狭くてやりにくいのですが、同じ場所に取り付けようとしたら、メモリモジュールに引っかかって入らないT^T。SSDに糸を通して引っ張りあげながら押し込んでようやく収まってくれました。はふ、疲れたよ。こんなにHDD交換に苦労したのは初代MacBookPro以来だよ。
無事動くようになるまでにもう一つ落とし穴があったわけですが、それを乗り越えて SSD Mac mini がようやく動き出しました。なんというか、別次元ですね。OSXの動作がすべて速くなります。Chromeもすぱすぱ動きます。これまで遅くて嫌気がさしてたプレビューもQuickLookばりに瞬間で起動します。一番のネックだったiPhotoの起動と終了も一瞬には程遠いものの、違いは測定するまでもなく絶望的な遅さから我慢できる時間になりました。
いやはや、SSDに替えるだけでここまで違いがあるものなのですね。3万5千円という価格はMac miniの本体価格からすれば決して安くはないのですが、これだけ違うのなら検討に値するでしょう。なにより Apple Storeで256GB SSDを注文しようものならHDDとの差額が¥53,025ですから、いくら私がアップル信者だからといえパーツ交換の有用性を認めざるを得ません。
ちなみに、HDDを外すまでには数種類のトルクスドライバーが必要です。だいぶ前にたまたま上のようなセットを調達していたので特に困ることはなかったのですが、持ってない人でMac miniを分解しようとする人はあらかじめ用意しておいたほうが良いでしょう。結構硬く締められてる部分もありますので。
そして、今回生じた最大の障害。
「バックアップからの復元中にエラーが起きました。」あ〜う〜。そりゃないよ。HDDを交換してもインターネットからリカバリイメージをダウンロードして起動できることに感動した矢先にこれです。一度だめならということで、再起動して再度チャレンジしました。やっぱりダメです。タイムマシーンで使ってたディスクが破損しているのかと思って MacBookProに繋いでディスクユーティリティで検査しても特に異常はありません。えーと、これはタイムマシーンでバックアップしてもリカバリできないってことですよね。私が取った手順って特に間違ってないですよね。
取り外したHDD手元にありますからクリーンインストールしてから移行アシスタントを使えばほぼ同じ状態にはなると思うのですが、インターネット経由だとクリーンインストールに残り時間4時間とか意味不明の表示がされていたため途中で断念。ディスクユーティリティでHDDイメージを直接SSDに移すことにしました。OSXのインストーラはこういう芸当ができるのもポイント高いです。
てことで悪戦苦闘の末、ようやく元の環境に戻りました。いや、正確には超絶に速くなってるので元の環境以上ですか。にしても、タイムマシーンからの復元に失敗することがあるというのはびっくりでした。今回の件から私が得るべき教訓は復元前にハードディスクを初期化してはならないということですな。タイムマシーンはすごく便利だけれど、過信してはならないと。ホント基本的なことですね、ごめんなさい。