うちの Mac miniは500GBのSSDに換装済みなのですが、タイムマシーン用に1TBの USB HDDを接続しています。が、これって結構じゃまなのです。USBと聞くとなんか遅い感じがするし、イマイチ信頼性が無いような感じもします。実際にはそんなことはないですけどね。
ところで、先日 Amazon をうろうろしていると、Mac miniのHDD増設用に特殊SATAフィルムケーブルと工具のセットが売ってるのを見かけました。価格もそんなに高くないので、ぽちっとしてみました。Mac Mini Server 2台目HDD/SSD増設用ケーブル ¥1,749也。
必要になる部品と工具が一通りパッケージされているので、後は好きなHDDを調達するだけ。今回はUSB経由で使っていた 1TB 2.5インチHDDをそのまま使用しました。
材料は一通りそろっているものの、説明書らしきものは一切入っていない潔さ(笑)。でもそこは先人の知恵、Googleさまに聞いてみると作業詳細を分かりやすく解説してくれている方のページを教えてくれました。ありがたや。
Mac miniには小さい容積ながら意外にも 2台のHDDを収納することができます。はじめから1台入っているHDDの交換には始めの写真で言うと「メモリ」「パンチされた弧型板」「シロッコファン」「その左の黒い部品」を外すだけでOKです。もう一台の場所にアクセスするにはこれに加えて、「メインボード」「電源ユニット」「HDDマウンタ」を取り外す必要があります。購入したセットの中のコの字型棒はメイン基板の穴に差し込んでスライドさせる時に使います(たぶん)。無くてもなんとかなりますが、これはあると便利ですな。ケーブル単品で安いのがあっても工具セットの方が便利だと思いました。
で、分解するとこうなります。
これ、アルミの一体形成ですよ。マッタク シンジラレン。普通のメーカーだとこんな企画を提案したら「アホか」で終わるんじゃないでしょうか。百歩譲ってケースにアルミを使うとして、どう考えても上下二つに分離させてビス止めしたほうが部品を作るのも組み立てるのも時間とコストがかからないだろうに。こういうどうでもいい所にトコトンこだわるアップルが大好きです(^_^)。
そんなこんなで増設完了。中身が詰まってるので作業には細心の注意を要するのですが、分解の大敵「接着剤」とか「ツメ」とかは無いので難しくはないです。電源をいれてシステム情報で確認すると、ちゃんとSATAにぶら下がっています。
なお、今回はUSB接続していたHDDをそのままSATAにしましたが、タイムマシーンは初めからやり直しじゃなくて、HDD内のデータから差分バックアップできました。タイムマシーンはどのポートに接続しているかは特に関係ないみたいですね。
ということで、USB経由のHDDを無事 内蔵SATAに変更できました。2.5インチ5400回転なのでUSBでもSATAでもあんまり変わらないと思いますが、「Mac miniの上に置いてる邪魔物が居なくなった」「USBポートが一つ空いた」「なんか信頼性が上がった気がする!!」ということでなかなか気分が良いのです。