私がかな入力派なのはいつも書いているとおりなのですが、本当はローマ字入力から入ったのです。その昔、MSXしか持ってなかった頃に文書作成用に専用ワープロを買ったので、この時とばかりにタッチタイピングを習得するためぼちぼち練習し始めたのです。しかし、割と真剣に取り組んでいたわたくしなんかより 後から始めて片手間で使っているお姉さまのかな入力の方が断然速いではないですか(笑)。そんなわけで、私も真似をしてかな入力に方針転換したのでありました。
で、その後はワープロ以外の機械で日本語を入力することになるのですが、機種によっては苦労することもあったのです。
- X68000
- ローマ字/かなの方式は選択することが出来て、かな漢字変換FPを起動したときに適切なモードに自動的に切り替わってくれます。この状態でLED付のかなロックキーを押すとアルファベット入力にもなるのでとてもわかりやすかったです。
- PC-9801(VX以前)
- CAPSやかなキーが機械的なトグルスイッチになっているので、FEPとの連動が出来ません。したがって、かな入力しようとすれば『FEPを起動』『かなキーを押す』の2段階が必要であり、かな入力を終えたときもおなじ事をしないといけないというのが不便でした。何かと使う機会があったのですが、使いにくかったです。
- PC-9801(RX・RA以降)
- かなキーがソフトウェア制御になったはずなのですが、FEPは相変わらずローマ字入力の事しか考えられていない・・・。会社に入ってからPC-9821なんたらかんたらを使わなければいけない日々が続いたのですが、さすがにこうなると不本意ながらローマ字入力を使うようになりました(^^;)
- かんな(FreeBSDを使っていた時)
- あまり知られていないかもしれませんが、かんなを106キーボードとかで使う場合はかな入力が非常にやりやすいのです。変換はおばかさんな事が多かったのですが、かんな-muleとかかんな-elvisは今まで使った中で最も日本語が入力しやすかったです。
- Windows95
- AT互換機の場合は、IMEでかな入力を選択しておけば、日本語入力モードで勝手にかなになってくれのでまぁまぁ使えるレベル。でもPC-98では以前のまま。うむむむ
- Windows2000
- で、98だったか2000の頃からかな入力の環境が良くなりまして、『かな入力モードで変換候補を選択する際に、フルキーの上の数字を押せるようになった』のです。以前は例えば3番目の候補を選ぶつもりで'3'と入力したつもりが、かなモードなので既入力文字列が確定された上で'あ'が入力されていたのです。それからかなを入力した後でF9とか押すとその位置にあるアルファベットに切り替えることができるようになりました。ようやくかんなに追いついたわけですね(^^;)
そんなこんなでローマ字入力は不可能ではないのですが、頭が悪いのでリアルタイムの『かな-ローマ字変換』がうまくいかないときがあります。特に入力するローマ字と英語のスペルが似ている場合ですね。日本語だけならいいのですが、カタカナが入るとパニクってくるのです。
入力したい言葉 | 正 | 誤 |
スーパーマン | SU-PA-MANN | SUPERMAN |
リンク | RINKU | LINK |
ペンティアム | PENTHIAMU | PENTIUM |
御願いだからローマ字入力時の変換候補にアルファベット-カタカナ辞書を付けてください(笑)
余談ですが、うちのご家族様やよそのお子様・会社のぜんぜんPCを使った経験のない人たちの場合は『ローマ字入力よりも仮名入力の方が入力しやすい』という傾向があります。速い・遅いの問題ではなく、ローマ字入力では『ぁぃぅぇぉっづ、。』などが文字を入力するのに人に聞かないとわからないのに対して、かなの場合はキーボードを探せばどこかに書いてありますから(^^;;)。