最近良く使うお気楽画(←てゆーか手抜き画^^;)の作成方法のメモ。題材は某会議室用画の使いまわし(^^)。
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1. 鉛筆でテキトーに下絵を描く
なんでもいいから描きます。落書きですからコピー用紙で十分です。で、アタリをとった時点で絵になるかどうかわかりますから、大丈夫そうならこのくらい描き込んでおきます。この絵の場合は鳥がテーマですから、下絵といえどもこの付近は押さえておかなければいけません。ここまではHの鉛筆です。
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2. それらしくなるように線をいっぱい入れる
だいたい絵になりそうなら、濃い鉛筆(この場合F)を使って線を整理します。今回はわかりやすいように下書き線はなるべく消していますが、あまり濃くなければ消す必要もないと思います。なお、この絵ははじめから腰から下は使わないことが決定しているので、一応描いているけどものすごくテキトーだったりします。
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3. Comic Studio debutでネームレイヤに取り込む
この絵をおもむろにスキャナを使って取り込みます。で、それをComicStudioのネームレイヤに読み込みます。A4で描いているのでA4で読み込むと良さそうなのですが、ComicStudioはあまり縮小できないので、1024x768画面で作業をする場合はA5サイズのコマを作って読み込んだほうが良いようです。
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4. ラスタレイヤで線をなぞる
後はひたすらがんばってタブレットを使って線をなぞります。難しいです。タブレットPC欲しいです(笑)。下記はわたくしなりに気をつけているところ。
- キャンバスをくるくる回して描きやすいところで描く
- 抜きで引くより入りを使ったほうが簡単
- 本物と違って筆圧ゼロでは線が引けないので、細い線を引くときは常に意識する
- 髪の毛とかは素早く引いてソフトウェア補正により綺麗に見せる
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5. 一通りできたらエクスポートする
Comic Studioは線を綺麗に引けるのですが、それ以外はとっても使いにくいので、線を引き終わったらとっととエクスポートします。左の絵を見ればわかると思いますが、はみ出し・継ぎ足しのずれ・強すぎ等がそのままほったらかしです。ComicStudioはB/W二値ですが、エクスポートするとグレイスケールになります。
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6. Painterで読み込んで更に修正する
Painterで線画を修正します。よくわからないと思いますが、重要な曲線の補正・描いた線を細くする・はみ出し線の整理 等のことをしています。面倒なときはそのまま修正せずに使ったりします(笑)。
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この後の色塗り手順は『お気楽じゃない画』と同じなので省略。出来上がりは気にせずにおもむろにコピー用紙に描き始めることができるので、なかなかお気楽でよかったりします。その分、ダメ絵になることも多いのですが、(1)でダメ絵と判断しても (2)のステップに進む前に大幅改定するとダメ絵がそれなり絵に格上げになる場合があったりして面白いのです。
トレス台とかがある場合は下絵を描いて上に重ねてペン入れすればよいのでしょうが、そんなのない場合は Comic Studio debut はかーなりー便利だと思います。