ThinkPad T20 は簡単にハードディスクを交換できますので、WindowsXPが入っているのをちょっと外して、そこへらんに転がってたハードディスクにFreeBSD4.8を入れて試してみました。
CFE-02と全く同じように sio4 として普通に使えるようになります。とりあえず差し込んだら "NTT DoCoMo" "P-in free 1S"と表示されました。
インストールしただけの FreeBSDの /etc/ppp/ppp.conf に deviceをcuaa4、phone/authname/authkeyをそれぞれ記載して動かしてみるとあっさり接続。PHSのPCカードを使ったインターネット接続はDHCPクライアントの次に簡単です。
測定にはよくこれを使うのですが、PHSではあまりにも大きすぎるので、今回は代わりにこれを使用。fetchで表示された数値の平均はだいたい 6.7KB/s(53.6kbps)くらいでした。ping toriyu.dd.que.ne.jpの値は210~260msぐらい。
ちなみに、AirH"でも測定してみたところ、約3.4KB/s(27.2kbps) pingが350~400msぐらいでした。PIAFS64kは仕様上 ISDNのように64kbpsまで到達することはないらしいのですが、とりあえず実測値でAirH"32kの2倍程度は出ているようです。
# 時間帯による変動は今回は調べていません1分ぐらい無通信状態が続くとドーマント状態になります。で、ブラウザで何か表示させたりすると、5~6秒で復帰します。もちろんアプリケーション側では回線断の検出は出来ませんし、この程度の時間であればどのアプリケーションもタイムアウトすることはないと思われます。
余談ですが、ドーマント状態で別のマシンから ping でつついても当然のことながら反応がありません。が、ドーマント状態でないときにpingでつつき続けてやるとドーマント状態に入りません(笑) ザウルスでも使える簡単な回線占有方法ですが、通常PHSの基地局は1台あたり3つの端末しか接続できないらしいので、余計なことはしないほうがよいでしょう。
ということで、FreeBSDでも特に問題なく使えることが分かりました。『無通信でドーマント + 数時間で回線強制切断』がありますから自宅サーバのバックアップ回線としては使えませんが、AirH"32kよりも速くて値段が安いわけですから、結構オススメだったりします。
てゆーか、立場ないんじゃないですか?>DDIポケットさん (笑)
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