すっかり忘れていましたが、4月6日に CorelDRAW10 の日本語版が店頭発売になるようです。生まれて初めて買ったお絵かきソフトが CorelDRAW8J ということもあり、いろいろと愛着のあるタイトルなのです。が、CorelDRAW9 では
を始めとした数々の不具合により、操作方法を習得する前にやる気がなくなってしまうというなんとも変わった特徴があります。
と、これだけ読むとどうしようもないソフトのように思えるので CorelDRAW の名誉のために補足しておきますと、CorelDRAW Graphics
Suite というパッケージはこれだけで印刷レベルのDRAW 用途・ PAINT 用途を完全にまかなえる非常に強力なツール郡です。CorelDRAW
は Adobe Illustrator、 Corel PHOTO PAINT は Adobe Photoshop が直接比較の対象になりますが、機能面・性能面共に勝るとも劣らないでしょう。ちゃんと動けば(笑)
内に秘めたる能力を考えれば十分お買い得価格と思いますが、「まともに動かん」「重い」「サポートが無い」を考慮すると手放しには誉められないのが残念なところです。
さて、そんな CorelDRAW ですが、私は DRAW は WMF のちょっとした操作・ページレイアウトツールとして・AutoCAD で描いた図形をワードやエクセルに貼る前処理につかったり、PHOTO PAINT は Painter で描いた絵の印刷や減色処理に使ったりと、価格相応ではないにしても便利に使っています。そこで、CorelDRAW10 に求めるものはズバリ「安定性」。すぐには買わないとは思いますが、今度こそは「手放しにお奨めできる」製品に仕上がっている事を期待したいものです。