下のほうで44kHz->48kHzサンプリング周波数変換を『リアルタイムで処理できるはずがない』などと書いていたのですが、これについてかがみさんとこでざくっと検証していただきまして、結果だけを勝手に引用しますと、
MC68000 で 5時間の処理が 6秒で可能ということだそうです。この倍率がほぼ正しいとして話を進めますと、処理対象は20秒のPCMですから、CPU負荷のピークのインターバルである一秒分のPCMの処理は0.3秒でできることになります。十分リアルタイム処理も可能ですね(汗)
そういえばX68000にも数値演算プロセッサボードとして68881が載ったとても高価なオプションがありまして、私もそれを入手して使ったことがあるのですが、そもそも68000には実数演算の命令がなくて68881もMMIOでした。で、純正の汎用実数演算用デバイスドライバを用いて計算すると、なんとオーバーヘッドが大きすぎるために68000だけでソフトウェア実数演算したのとほとんど変わらないという涙なしには語れない歴史もあったのです(^^;)
それにしても、インテルCPU機はマイクロソフト製てんこもりソフトウェアのおかげであまり速くなったような気がしないのですが、処理能力はとてつもなく高くなっているのですねー。どうも私のものさしは短かすぎるようです(笑)