おうちのPCの静音化や省電力化について、どういった構成にすればパフォーマンスが上がるかとかコストが安くて済むかとかいろいろ考えています。現状の構成を変更することは特に難しくないのですが、手間隙かけて変更した挙句「省電力にならない」「管理が困難になる」ではやらないほうがマシというのが難しいところです。
さて、省電力といえばAtomのシングルコアなのですが、省電力性という一点ではサーバ用に適しているものの、そうでない面も多いのです。
現状のように Windows Home Server を動かすだけには N270 は最適なCPUだと思うのですが、おうちで無駄に電気を食い続けているものは 主にFreeBSD機なわけで、ZFSとかPHPの整数型の問題等の理由で64bit版が望ましいわけです。となるとサーバーはAtom機ではなくて相変わらず Proliant ML110G5 で動かすことになり、現状の ML110G5+ネットブック構成から省電力に抑えるのは困難っぽいのです。
ところで、まだ仮想PCについては本格的にテストしたことが無いのですが、手元にテスト用の環境もありません。LGA775のベアボーンPCは余っているので安い Core2Duo を買ってくれば良いかな? と思ったのですが、お店で売ってる一番安い Core2Duo の E7400(¥12,500ぐらい) は intel VTに対応していません(T^T)。これではCeleronと同じではないか・・・。では対応しているのはというと、E8400まで飛んで ¥18,000ぐらい。うむむ、高いなー。ベアボーンPCより高いよ(^_^)。なんか他に選択肢は無いのかな~? と探していますと、最新の Pentium Dual Coreは intel VT にも対応しているらしい。Pentium DC E6300 ¥9,000ぐらい。これくらいならお遊びに良いかもね。と思いつつスペックを見てびっくり。
名称 | 動作クロック | FSB | Cache |
---|---|---|---|
Pentium DC E6300 | 2.8GHz | 1,066MHz | L2 2MB |
これに対して現在サーバーに差さってる Core2Duo はこんな感じです。
名称 | 動作クロック | FSB | Cache |
---|---|---|---|
Core2Duo E6300 | 1.86GHz | 1,066MHz | L2 2MB |
偶然にも同じモデルナンバーなのですが、スペック上ではCore2Duoより劣ると思っていた PentiumDC がいつの間にかすべての面でCore2Duoと同等か上回っていました(^_^)。いやはや・・・。プロセス世代が変わってるので動作クロックはあがっても消費電力は上がっていない可能性もありますし、これはPentiumDCを買ってきてサーバーに刺さってるのと入れ替えるといろいろ幸せになれるのかもしれません。
余談ですが、先日の Microsoftの iSCSI Target は Windows のイニシエータ からは使えますが、それ以外はダメらしい。少なくともMacOSからは使えませんでした。ぬぬぬ、昔のNECのSCSI製品みたいなことを(笑)。iSCSIターゲット専用箱を作るのならやっぱり FreeBSD+ZFS+istgt がいちばんかな。