仮想マシンの評価用としてしょぼいベアボーンPCに VMWare ESXi を入れていろいろ実験しています。FreeBSDをインストールすることも動作そのものも特に問題は無いのですが、動作速度はものすごく遅いのです!!
通常、FreeBSDをDVDからインストールする場合は見ている間に終了しますが、ESXi上では待ってても終わらないので他の作業ができてしまいます。いろいろ計ってみたところ下記のような壊滅的な結果になりました。
作業内容 | 実機 | VMWare ESXi |
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とあるportsのmake | 20秒程度 | 1分以上 |
istgtによるiSCSI Target | 50MB/sぐらい (たぶんPCI-NICが ボトルネックに) | 15MB/sぐらい |
dd による /dev/zero から ファイルへの書き込み | 90MB/sぐらい | 17MB/sぐらい |
うむむむ、明らかにディスクアクセスが遅いですな。世間の評判ではESXiのディスクアクセスは実機とそう大差ないレベルだそうなので、うちのテスト環境が特異なのでしょう。CPUがVTの無い Celeron 420 だからか、メインメモリが1GBしかないからなのか、それともハードディスクコントローラーが非対応のチップだからなのか。私の使い方ではうちのサーバーは50~100MB/sぐらいのHDD転送速度が必要ですので、これではNGです。実際に稼動させるとすれば ML110G5+Core2Duo+メモリ8GB+ハードウェアRAID1になる予定なのですが、一度これに近い環境でのテストが必要のようですね。