近ごろはBTOオプションになっててもそんなに追加費用がかからない無線LAN。我が家では既にすべてのノートパソコンに装備されている無線LAN。でもね、無線LANの規格が古かったりすると使えなかったりとっても遅かったりするんです。VAIO U101は結構高価なPCだったのですが、無線LANは11bで基板の取付方法が変則的なので交換は不可能。でもってAESに対応していませんからTKIPが精一杯。なおかつTKIPで使っても時々アクセスポイントを見つけられずに接続できない・・・・。なんてことが起こります。
ということで、USBのところに差し込む無線LANアダプタを買ってみました。BUFFALO WLI-UC-GN Amazonにて¥1,476也。出始めの無線LANカードに比べればずいぶん安くなったものです。
それにしても、無線LANアダプタってちっちゃくなりましたよね。昔買ったBluetoothアダプタぐらいの大きさにはなったかな? 今のBluetooth アダプタはもっとちっちゃいですが、U101のこの場所に取り付ける分には特に邪魔にはなりません。ちょっと困るのはU101はBluetoothが付いてませんから、外で使う場合はEmobile電話と接続するためのBluetoothアダプタ、家で使う場合は無線LANを使うための無線LANアダプタと差し替える必要がある点ですね。VAIO typePとか買えば解決するのですが、買ってもほとんど使わないのが目に見えてるのでいまいち気が乗らないのです。
ところで、肝心の無線LAN接続は、接続そのものはなかなか安定しています。速度はというと有線LANで22Mbpsが表示される速度測定サイトで4.5Mbpsとなんとも寂しい結果に。クライアントソフトウェアでは接続速度が65.0Mbpsと表示されていますから落差の激しさにはびっくりです(11bでも5Mbpsくらいは出てたはず)。速度の向上はまったく果たせませんでしたが、休止状態から復帰させた時の再接続に失敗することはもう無くなったようですので当初の目的は果たせました。
余談ですが、説明書によるとこのアダプタに付属しているソフトウェアを使うとPCがアクセスポイントみたいなものになって、iPod touchから接続出来るようになるんだそうです。フムフムこれは面白いってことで試してみたのですが、iPod touchからはSSIDは見えるものの、接続しようとするとタイムアウトに。初期設定ではパスフレーズがやたら長いので短いのを設定し直して手入力してみるもやっぱり駄目。何か見落としてるのかもしれませんが、とりあえずうちでは使えなさそうです。でもこれが使えると結構面白いですよね。E-Mobile電話とPHS300とかを接続すれば同じようなことは出来るのですが、PHS300の最大の欠点は「電話〜アクセスポイント間が有線接続」な点。近年では9時間ぐらい稼働可能な軽量PCが販売されていますから、うまく使えばiPod touchでも iPhone のようにどこでも使うことが可能かも。U101もデカバッテリーを装備すればかなり長時間使えますから、環境整備して実験してみるのも悪くないかもしれません。