α55は我が家の初GPS内蔵カメラな訳ですが、一度使ってみるとGPS付きカメラってかなり便利です。ただ、カメラにGPSが内蔵されていなくとも右のようなGPSロガー(GPS-CS3K)と呼ばれる装置がありまして、これを利用して後から写真に位置情報を付加することもできます。単三乾電池1本で10時間以上もつので、充電済みeneloopを朝セットすれば途中で電池が無くなることもありません。これはだいぶ前にご家族さまのお散歩用に買ったものなのですが、一度味をしめてしまうと自分でも欲しくなってきました(^_^)。
ところで、GPSのログは単なるテキストファイルとなっていまして、GoogleMapやGoogleEarth上でオーバーレイ表示をさせたりデジカメのEXIF撮影時刻と比較して位置情報を付加したりします。こういう作業はWindows用のプログラムしか見たことがなかったので これまでぜんぜん興味が無かったのですが、先日位置情報を表示する処理を追加してる時に気付いたのですが、いつも使ってる ExifTool でGPSログから写真に位置情報を追加できる のです。いやはや、これはびっくり。
ちなみに使用方法は下記のようになります。(ログファイルがデスクトップ上の log にある場合)
[ログファイルからJPEGファイルに位置情報を追加]% exiftool -geotag ~/Desktop/log/WG20101004005335.log DSCなんとか.JPG[ログや写真が複数ある場合]
% exiftool -geotag "~/Desktop/log/WG2010*.log" *.JPG
当然関係のないログファイルが含まれてると時間がかかるのですが、撮影日が複数にわたっている場合はログの指定が面倒なのでワイルドカードで処理したほうが楽でしょう。ちなみに撮影日時に近いログが見当たらない場合は位置情報は付加されないようです。
[位置情報を削除]% exiftool -geotag= なんとか.JPG
iPhotoで読み込み済みの写真に関してはちょっと細工が必要でして、
とすることで位置情報が画面上で反映されます。
ちなみに、JPEG以外にもD90用のRAWファイルにも位置情報を付加できたりします。NikonのGPSユニットは持ってないので、こちらで付加した位置情報との差異はわかりませんが、iPhotoやiPod Touchで見る限りはうまく地図上にマッピングされています。
さて、自分用GPSロガーはどの機種を買おうかな?(笑)