あまりまじめに比較したことはなかったのですが、SONY α55と Nikon D90を同じ場所で同じ焦点距離のレンズを用いて撮り比べてみました。
センサーサイズはだいたい一緒で解像度はα55のほうが高いのですが、高感度特性は若干α55のほうが高く、ダイナミックレンジはD90のほうが大きいかな〜というのが私の感想。でももっと大きな違いは絵作りの方向。D90が落ち着いた絵になるのに対して、α55はコンデジ顔負けのすごい色になります。空は青く、夕焼けは赤く、白い花は白く。普通の一眼レフって綺麗な景色でも腕がないと見えてるままを切り取れないのですが、α55はそれっぽく写ってしまうのでなんかスゴいなーと思います。
はじめは同じ絞り値になるように撮っていたのですが、オートで撮る絵を比較するのに条件を合わせるのはあまり意味が無い気がしてきたので、だいたい全自動JPG無修正です(^_^)。条件を変えて写したものはその中で一番綺麗に見えたものを選んでいます。
さて、どちらがα55でどちらがD90でしょうか。
どちらかのカメラを持ってる人はすぐに分かると思いますが、正解は左がα55、右がD90です。これらは購入する際に比較の対象になるような2台ではなく、D90は「上位機種に通じる操作性を持った入門機」対してα55は「最強のバカチョンカメラ」です。
ちなみに、使ったレンズはどちらも35mmF1.8の単焦点。はっきり言って安レンズなのですが、どちらも我が家にある比較的高価なレンズよりも遥かによく写ります。
で、比較した結果はというと、
どっちもよく写っています(^_^)
いやはや、色に関してはα55のほうが鮮やかに見えるものが多いのですが、D90をRAWで撮る人はもっと綺麗に仕上げられるのだろうし、最後の写真を等倍で見たときにα55側で目立っていた倍率色収差はリンク先の拡大画像(1/3ぐらいに縮小)ではまったく見えなくなってたりで、どちらも良い絵なのです。
ということで、私の目にはよくわかりませんが(^_^) 必要な方は等倍画も取れるようになってるので各自で判断してくださいませ。