とりわけ使う用はないのですが、「Nexusである」「Androidタブレットである」「LTEを含めて外で使える」という点に惹かれて購入してみました。Amazonにて ¥39,800也。
Xperia GXはiPhoneやSXに比べて随分大きい訳ですが、それと比べても3廻りぐらい大きな7インチタブレット。普通のiPadに比べたら随分小さいのですが、それでも「歩きながら使う」には適さないですからスマートフォンとは別の使い道が与えられるべきなのでしょう。
Android タブレットはiPad登場まもなくから存在していたと記憶しているのですが、世間の評判は圧倒的にiPadが優っていたと思います。タッチセンサー廻りのアルゴリズムやフォントの美しさ、画面デザインや操作方法の統一性などいろいろ理由はあると思いますが、今回初めて Android タブレットである Nexus 7 を触った感想としては「iPadに比べてそれほど悪くはない」というところ。特許の関係からか操作に対するレスポンスが分かりづらい部分はiPadより劣っていますが、解像度やパネルの発色・動作速度・タッチの追従性など、これといって悪い点は見当たりません。タブレットにおいても「Android使ってるのは変態マニアだけ」なのは過去の話になったようです。
ところで、Nexus7のピクセル数は 1200x1920ドット。1920x1200というのは昔からある20インチクラスの大型ディスプレイ 1600x1200 を横に引き伸ばしたサイズ、つまり我が家で Mac mini に使っている24インチディスプレイのピクセル数です。重ねて置くとこうなります。
縦横それぞれ1/3ぐらいの寸法にドットバイドットで表示できているのだから、ホントにものすごい解像度ですよね・・・。Macの画面をそのまま表示しても正直いって字が読めませんが、Nexus7でアプリを動かしても特に字が小さい印象はありませんから、実際には相当大きな字で表示してるんですね(^_^)。
さて、このタブレットの用途ですが、解像度の高さを活かして Kindle Fire HDの代わりに・・・とも考えたのですが、下記の理由で却下になりました。
やはり専用機であるKindleの漫画リーダーポジションは揺るぎないようです。まぁ大きさや重さが手頃でテザリングも可能なので、VAIO Pの代わりにカバンに入れて持ち歩いたり カーナビの前面に貼り付けたり(笑)するのも面白いかな〜と思います。
「Nexusである」ことからは大きな驚きはないものの、「国内で発売されているタブレット」という括りで見れば驚異的なのはSIMフリー端末という事実。一般的にはそんなに需要は無いとは思いますが、「ちゃんと動作するSIMフリー端末が4万円で売っている」という事例が今後良い影響を及ぼしてくれたらいいなーと思います。スマートフォンでは未だに続いていますが、何故か国内ではまともな端末のSIMフリー版が正規ルートで買えないんですよね。SIMフリーだから少々高い値段で購入せざるをえないというなら納得しますが、そもそも売ってないなんてひどいじゃないですか。MVNO SIMでテザリングを使うためだけにドコモ端末のroot取らなくちゃいけないだとか、海外仕様のiPhoneを得体のしれない輸入業者から購入しなくちゃいけないだとか、まったく納得がいきません。Nexus7の後に Nexus 5なりがSIMフリー スマートフォンとして続いて、この状況が少しずつ変わってゆけばよいですね。