先日、新しいiMacが発表されました。以前はRetinaタイプは最上位に位置していましたが、今回はベースモデルがRetinaです。27インチで 5,120x2,880ピクセル。すごいですねー。買うならFusion Driveなのでお値段は 税別 ¥238,800也。思わずポチろうとしちゃいましたが、税込みだと26万円ぐらいなのを冷静に考えると、普段はiPhoneとKindle Fire HDXしか使っていないのに30万円近くの出資はどうなのかな〜ということで思いとどまりました。
で、代わりに目についたのがこの魔法の入力デバイス。前モデルはキーボードとトラックパッドで名称が違いましたが、今回は合わせてきて Magic Keyboard と Magic Trackpad2。お値段は税別¥11,800と¥14,800なので、両方合わせると税込み¥28,728也。iMacを買うことを考えれば 10分の1の出費ですよ。すごくお買い得ですよね、ね。 ね?
なお、入れ替える前はこんな感じでした。
まぁキーボードの見た目がよく似ていますから、置き換えてしまってもそんなに違和感はありません。ただ、使ってみると全く違うことはすぐに分かります。
まず第一にトラックパッド。以前のやつは板面がへっこむんじゃなくて、底についてるゴム足がへっこむというウルトラCを使ってクリックを実現していましたが、今度のトラックパッドはなんかよくわからん電気的な仕掛けを用いてクリック感を実現しています。本体奥にスライドスイッチの電源が付いているのですが、これをOFFにすると、押しても反応がなくなり(というか動かないので押せません)クリック感が無くなります。が、電源を入れると押すことでへっこみます。いや、現実にはへっこんでないらしいのですが、へっこんでるとしか言いようが無い手応えです。どうやってるんでしょうね、これ? とっても不思議です。ちなみに、更に強く押し込むともう一回反応があって、iPhoneの3D Touchのような動作をするようです。iPhoneのアレはあんまり慣れませんが、こっちの反応は心地よいですね。役に立つかは今後のOSやアプリの出来次第ですが、反応自体は悪くはないです。
そしてキーボードの方もまるで違います。配置はだいたい同じなのですが、押しこむのに必要な力がかなり弱くなりました。Magic TrackPadは真ん中あたりでクリックするのに要する力はずいぶん小さくなったので、キーボードもそれに合わせたのでしょうか? 使ってすぐにわかるくらい変わっているので、これは慣れるまでに時間がかかるな〜と思っていましたが、この文章を打ってる間に慣れました(笑)。 キーボードの傾きも変わっているのですが、こちらは特に気になりませんでした。そういえばMacBookProは完全に平面ですけど特に違和感ないですしね。
前のキーボードはMacに認識させるために普通のBluetoothキーボードのように画面に表示される文字を入力する必要があります。うっかり関係のないデバイスが接続されないようにそういう仕掛けは必ず必要なのですが、新しいMagicデバイスではこれに「ケーブル接続」という儀式を使います。なんか無線デバイスなのに原始的で面白いですね。ただ、この接続するケーブルがUSBなんかじゃなくてLightningというところが面白いです。Lightningケーブルは接続だけじゃく充電にも必要なので、キーボード・トラックパッドのどちらにも付属していました。我が家のMacにはiOSデバイス接続用に元々刺さっていますから、認識にはこれを使用。充電もたまに刺すだけなので、付属していたケーブルは出番なしです。
さて、私が過去に購入した金額で比較すると、キーボードは ¥6,800 から ¥11,800 トラックパッドは ¥6,476 から ¥14,800 への大幅値上がりしていますから、両方買うのは勿体ないから片方だけでもいいかな〜という疑問は当然湧くものだと思います。が、これを御覧下さい。
新型のキーボードとトラックパッドは前ほど統一感が無いかな〜と感じる以上に、新旧混ぜて置くとかなりみっともないことになります(笑)。買うなら買うで両方いっといた方が良さそうですね。